お米の吸水時間(夏場編)

Facebook。

すでに耳にしたり、目にしたりした方がほとんどかと思いますが、

こちらで私が管理人してるごはん大好き【Love RICE】と言うFacebookページにて

ちょっとした実験を何回かに分けて行いました。

それをブログにてまとめておこうと思います。

実験の目的は、お米が時間の経過と共にどれくらいの水を吸収するのか?と言う疑問に対する答えを見出すことです。

実験と言っても利用した道具はどこのご家庭にでもある物です。

普通のボウル、台所の排水口に使う水きりネット、それから野菜の水切りで使う人力グルグルマシン、そして計量器です。

やることはいたって簡単。

設定した時間100gのお米を水に漬け、時間経過後すぐに水切りマシンで水を切る。

その状態で計量し、100gからどれだけ増加したかを調べるだけです。

時間 30秒 10分 20分 30分 60分
重さ 106g 114g 122g 126g 126g

実験からわかること

お米が水に触れたその瞬間からほんの僅かの時間で多くの水を吸収することが、30分で26gの増加に対し30秒で6gも増えていることから明らかとなりました。

お米を洗う際、ヌカ臭などを水と一緒に吸収しないように最初の1~2回はすぐに水を捨ててくださいと言いますが、その理由はここにあると言えます。

それからもう一点。

30分経過時のと60分経過時はどちらも126gで同じ重さでした。

ちょっと怪しいと思い翌日再実験してみましたところ総重量が2g増ましたが30分も60分も同じ128gでした。

実験を行ったのは6月22日と23日。

所謂、夏場というやつです。

このことから夏場について言えば30分程度水に漬けておけばお米はそれ以上水を吸収できない飽和状態に達することがわかります。

すなわち夏場については炊飯に入る前に最低30分程水に漬けておけばお米は充分に水を取り込んでいるのです。

と、実験上はそれで間違いないと思います。

では30分漬けたもの、60分漬けたものそれぞれ炊いた場合、全く同じ炊き上がりで同じ食感・味なのかどうかは一概に同じとは言えないと思います。

それはそれでまた別の要素でなんらかの違いが出て来るんだと思います。

なにせ相手は自然の産物です。

大まかな傾向は掴めても、かならずしも常に絶対的に美味しく炊けるものとは限りません。

それに口にするのは人間さま。その日の体調、気分などなど色んな要素にも影響うけますしね。

だから、そういうの全部ひっくるめて毎日のご飯であれお料理であれ工夫したり調べたりすることが楽しみのひとつと思える心の余裕と言うか余白と言うかそんな感じのごはん生活がいいんじゃないかな~なんて思います。

 

ほなこんな実験するな!!と言われれば返す言葉もないんですがね(笑)

一応傾向は知っておかないとネ!と言うことで。

 

最後にお断りですが、

この実験は数回に分けて行っているため気温・水温・お米の状態等都度異なっております。

したがって結果の数値はあくまで参考と言うことでご理解ください。

もちろんお米の銘柄によっては必ずしも30分でOKとはいえない場合もあるようですのでその点もご理解の上、参考としてください。

 

 

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