お米はどんだけ水を吸うのか?その4
またまた間があいてしまいましたがお米が時間経過と共にどれ位の水を吸収するかと言う実験の4回目です。
調べるにあたっての設定条件
- お米は100gを水きりネットに入れてボウルのお水に漬けます。
- 設定時間経過後野菜の水切り用のグルグルするやつで米粒の表面に付着した水を取り除く。
- そして計量します。
実験道具はどこのご家庭にもある物です。
これで100gのお米が時間の経過でどれだけの水を取り込んでいるのかがわかります。
第1回は30秒だけ水に漬けました。
第2回は10分間水に漬けました。
第3回は20分間水に漬けました。
そして第4回目の今回は30分間水に漬けたいと思います。
一般的にはこの時期は最低30分は水に漬けましょうなんて言いますが果たしてどうなるか?
いつもの通りお米100gを用意
いつもiphoneのタイマー使うんですがなんとiphoneが充電切れてることが判明。
仕方ないのでテレビに表示の時報を頼りにスタート!!
はいっ♪30分経ちました。
では計量いたしますと・・
結果は126gでした。
前回の20分が122gでしたから、たったの4gしか増えてません。
時間の経過と共に時間当たりの給水量は更に少なくなってしまいました。
これは、お米が水でお腹いっぱいすなわち飽和状態が近いことを意味すると思われます。
そこで、ちょっと横着なんですがさっき計量したお米をまたすぐにボウルのお水に戻し実験続行!
時間は40分まで待ちました。
そこでまた計量しますと・・
なんと30分と全く同じの126gでした。
どうやらこれ以上水はもう吸収できない飽和状態に達しているようですが念のためまた水にもどして1時間までいっちゃいました。
そうすると
これまた126gです。
これで30分間水に漬けたことでお米の吸水可能な量の限界まで達したことが判りました。
米100gに対して26gの水を吸水したこととなります。
一般的にはもうすこし水を吸うと言われているのでグルグルで水を切ったお米をまた水に漬けたことで吸水量に影響を及ぼしたのかもしれませんがそんなに大きく数字が変動するとは考えられません。
従って、よく言われる「夏は最低30分!!」はやはりその通りだったと言うことが明らかになりました。
夏場、30分以上水に漬けておけば最良の状態で炊飯が可能となる。
数字の上ではそう結論付けることができると思います。
しかしほんとにそうなのかどうかは実際おのおのの条件で炊飯したご飯を炊いて食べてみないとわかりません。
そこで今後は実際炊飯した場合のごはんを試食してみてそれぞれの炊き上がりの状態、食味・食感んばどレポートしてまいりたいと思います。
それで、またまた次回をお楽しみに~
※この実験は恣意的なものにならないようにしたいので1発勝負で行います。
また気温・水温・お米の種類、状態などの条件によっても差が生じますのであくまで参考程度にお考えください。